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2004年12月 2日 (木)

ハウルの動く城…その2

先のハウルなんですけど(まだ言い足りないらしい…)ずっと矛盾みたいなものを感じてたんですよね、一貫性がないと言うか……ただ、気にし出すと映画を楽しめなくなるので、考えない様にして鑑賞してました。

何しろ疑問に思った事が多い。答えも出た様な?出なかった様な?そんな感じ、それでも面白かったのはさすが。
で後日、自分なりに考えたところ、一貫性がなく流動的で不安定なところが、ある意味一貫してたかな?(^^;)と。

まず世は戦争をしているらしい、つまり混沌とした世界?──そこへハウルの城がやって来る。
ガラクタを寄せ集めて造った様な、極めてアンバランスな城、そんな頭でっかちなくせに細い脚で歩行する──その姿は時にグロテスクに、そしてユーモラスにも見える。
扉を開けた瞬間に見える景色もまた様々(まるで、どこでもドア)で、外へ出て眺める城も普通の家だったりする。

そしてハウル。
フェミニストな色男ぶりで登場したと思ったら、次は疲れ果てた姿で戻り、明くる日には紳士然として颯爽と現れる。
でも実は弱虫のヘタレで、落ち込むとドロドロに溶けたり(笑)だけど「守りたいものが出来た」と言って強くなろうとする。
とにかく行動が読めない人──でも人間なんてそんなもんかも、気まぐれで行動したりするでしょ?

カルシファーも、あれだけ自由になりたいと言ったのに、結局そうなったらなったで、また皆のところへ戻って来てしまう。
犬のヒンも、サリマンのしもべか何かだったくせに、何故かソフィーになつき、サリマンからは裏切り者呼ばわり(笑)

そんな中でずっと変わらずに…と言うか変わろうとしなかったのが、ソフィーだったんですよね。
が、魔女の呪いで90歳の姿にされてしまった。
しかしその後のソフィーは逆に、目を見張るほどに生き生きとしてくる。またその見た目の姿もコロコロ変わる、少女に見えたり、中年位に見えたり…。

そしてサリマンの一声で戦争が終わり、コロっと平和がやって来る。
だったら何で戦争してたんだ?──もしかしたら大した理由なんてなかったのかも知れない、それほど馬鹿らしいモノなのよ、戦争なんて…。

つまり人の世や心というものは一定にあらず、常に揺らいでいるもの。人なんて、そんなに強くないし──そんな風に思った次第。
それが私が全体から受けたイメージです。

だって隣の国の王子も最後に言ってたじゃないですか「人の気持ちは変わる」みたいな事。彼もまた姿を変えられてたんですよね。

とまぁ、勝手に消化。まだ疑問は残るけど(^^;)
やっぱり原作読もうかなぁ?

■『ハウルの動く城』その1へ…

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コメント

N耳さんに、

「ハウル、男性でも面白かった?」

と質問されたので、こちらで回答。

ハウル、面白かったですよ。
だって作った宮崎さん自身が男なんだから
男が楽しめないわけ無い。
時間と空間と愛と怒りのカオス映画でしたね。
僕の中では宮崎映画ではベスト。

子供に媚びてなく、安心して見れる宮崎印
というブランドをやっと捨ててくれたし。
ハウル萌えとか言われてるようだけども、
男だから目も眩まず。
あ、ソフィーにも萌えてないですよ(笑)

僕にとっては、裏コナン。
ラストシーンのハウルとソフィーが、コナンとラナ
に見えた。

宮崎さん、もうこれで最後にするつもり
なんだろうか。

投稿: P | 2004年12月 2日 (木) 18:58

ちょっと補足。

子供に媚び売ってない、って書いたけど
(実年齢)子供向けじゃない、って意味とはちゃうのよ。
誰にも分かる、ハリウッド映画みたいな、という意味。
むしろ理屈で見ない大人よりも(実年齢)子供のほうが
受信するものは多いかも。
子供の脳裏に焼きつく、イメージの強いシーン満載と思う。
動く絵本といってもいいくらい情報量が多い。

しかし、あの「待たれよ」のマルクル声の子、上手いねえ。
千尋では「坊」の声だったんだね。

投稿: P | 2004年12月 3日 (金) 18:01

>作った宮崎さん自身が男なんだから
勿論そうだけど、表面はラブストーリーだったでしょ?だから女性が「良かった」と評するのは分かるんですが(自分も女だし)男性はどんなところに面白さを感じるのかな?って(笑)
一緒に見たダンナに聞いても不毛で…(爆)
でもやはり、スチー●ボーイより面白かったって(^^;)

ラストシーンて、テラス?みたいのに二人で並んで立ってるヤツでしょ?私もどこかで見たシーンだと思いました。
他にも他作品を連想させるシーンは沢山ありましたが、私の中ではラピュタ(コナンもだけど)が最も見え隠れしてました。

なんとゆーか親切な映画では無かったですよね;;
だけどほら…いつもくらもちさんに鍛えられてるでしょ?(笑)だから曖昧でも別にいいじゃん!って

あっでも、ハウルには萌えたです(爆)

投稿: N耳 | 2004年12月 3日 (金) 18:07

レス書いてる最中にPさんがいらしてたわ(爆)
見てるだけで楽しい宮崎ワールドは健在でしたよね♪

「待たれよ」
あれ、ツボにハマっちゃって!
三回は続けて言ったでしょ?あそこがミソ♪言う前から笑っちゃった。
カルシファーも千尋で蛙の声やってたんですよね「ハク様ぁ〜」ってアレ。今回はセリフも増えて……二人もと監督のご指名かな?

投稿: N耳 | 2004年12月 3日 (金) 18:17

ラブストーリー?
表面上はね。

むしろそれは羊の皮というか。
宮崎さんの考えている愛、怒り、悲しみ、孤独
のギトギトの内容を、そのままじゃグロいから
ラブストーリーと美形キャラでお化粧した、みたいに
解釈してるんだけどね。

コナンと世界観は同じだと思うんだよね。
コナンの大人向けバージョンみたいな感じ。

ああ、カルシファーそうだ、カエルだ。
カオナシに食われちゃうカエル。

投稿: P | 2004年12月 3日 (金) 19:25

連続投稿、申し訳ないんだけどさ。。。

カルシファーの我修院達也って、
「若人あきら」
だったんだね。

知らなかった。
驚きです。

はい。

投稿: P | 2004年12月 5日 (日) 15:19

>カルシファーは、若人あきら
そうだよ〜ん♪まゆ毛つながってるけど(笑)

私は今回、大人向けって捕らえ方をしましたね。

投稿: N耳 | 2004年12月 6日 (月) 01:47

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