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2004年5月25日 (火)

我が心の写研(笑)

たまには真面目な話しをば…。

大好きなMacだけど、この快適さ・楽しさを得る代わりに失ってきたものもある、その一つに挙げられるのが写研の書体だ。
写研とは決して“写真研究会”の略ではなく(^^;)ごく数年前まで印刷業に携わった人なら知らぬ人はいない、写真植字の機械と書体を提供していた会社。
「東の写研、西のモリサワ」と言われ(西の事はわかりませんが)関東では文字通り“写研の書体”が業界標準でした、プリプレスがデジタル化されるまでは…。

あの栄華はどこへ…。
デジタルへの転身が早かったモリサワに、あっという間にその市場を奪われ写研は風前の灯?今やすっかりDTP界の標準はモリサワに!
(写研は現在も教科書などを中心に、独自のシステムで稼働はしてるらしい…)

写研の書体は本当に美しかった…
皆様は文字に見とれた事はありますか?
私は今でも

モリサワの“新ゴ”より“写研のゴナ”が
そして“じゅん”よりも“ナール”の方が好きです。

あの美しい書体がMacで使えないのは悲しい。
デジタル移行期、あれほど文句を垂れてたモリサワの書体なのに、今や普通に使ってしまっている自分も悲しい(^^;)
ある日、私のメインMacが“OS X”になった
そこでOS標準のフォント“ヒラギノ”を見て思った。


きれいな書体だなぁ……。


後で知ったが、そのフォントをデザインしたのは
かつて写研の社員で、あの“スーシャ”や“スーボ”を生み出し
“ゴナ”や“ナール”ファミリーを作り上げた
故鈴木勉氏という、天才と呼ばれた人だった!
なんだか嬉しかった…。
そんな私は写研の書体見本帳&級数表が捨てられず、未だに持っていたりする(^▽^;)

知らぬ人には「なんのこっちゃ?」な話しですが
賛同して下さる方もいると思うなぁ〜。

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コメント

こんにちは。
通りすがりのものです。

写研から独立された字游工房の初代社長・鈴木勉さんは、確かに「スーシャ」「スーボ」をつくられました。
でも、「ゴナ」「ナール」をつくられたのは中村征宏さんですね。写研の社員ではなく、当時、写研が催した「石井賞創作タイプフェイス・コンテスト」で賞をとったため、中村さんの文字が写植機の文字盤にくわわることになったようです。
だから、書体の「ナ」の字は、ナカムラの頭文字をつけたみたいですよ。
同じ理由で「スーシャ」「スーボ」もスズキの「ス」でしょうね。

ゴナを含め、石井書体がMacで使えたらいいのに……
いい書体ですよね、ため息が出るほど。
このままじゃ危機的な書体文化の喪失です。
天才技術者でもあり、天才芸術家でもあった石井茂吉さんも悲しんでると思います。伝記を読むと、文字どおり我が身をけずって写植機と文字を完成させたことがわかりますからねぇ。

投稿: 蒼い稲妻 | 2005年1月26日 (水) 23:44

ちょっと訂正と追加です。
ゴナU、ゴナEは中村征宏さんによって制作されました。
鈴木勉さんがゴナに関わったのは、それ以降のゴナのファミリー化のようです。
中村さんを招いて、写研全員でゴナの制作に当たることになり、そのときのまとめ役が鈴木さんで、監修が中村さんだったそうです。
結局、ゴナL、M、D、DB、B、H、O、OS、IN、LBなどが完成され、大ファミリーになりました。

投稿: 蒼い稲妻 | 2005年1月27日 (木) 00:31

蒼い稲妻さん今晩はm(_ _)m
書体名の由来はそうだったのですか、知りませんでした
なるほど……。(へぇ〜!へぇ〜!へぇ〜!)

私が職に就いた頃「ゴナ」はまだ、ファミリーと呼べるほどありませんでしたが、その後どんどん増えて、それからの写研の繁栄と衰退を目の当たりにしてきた感じです。
世間で噂されてる様に意地なのだとしたら、そんなもの捨てて美しい書体を残して!と願わずにいられません。

独り言の様な過去ログに、ご賛同頂けて嬉しかったです(^^)

投稿: N耳 | 2005年1月28日 (金) 01:26

N耳様、初めまして。
デザイン関連のサイトを趣味として運営しております、「designg.info」のニックネームtakkaと申します。

実は先日、私のサイトの1つのコーナーとして、「写研フォントについてのコラム」をまとめまして、
写植機や写研フォント、モリサワフォントなどのような用語に関しての
記事や参考資料の解説になさっているページを検索いたしまして、
そちらさまのページの記事を拝見させていただきました。
非常に参考になり、意味深い文章でしたもので、是非とも「このページは参考にさせていただきたい」と思い、
今回、「参考リンク」をさせていただきました旨、報告に訪れました所存にてございます。

まずはご一報という形で、連絡をさせていただきました。
そちらさまのお返事を頂戴できれば、幸いでございます。
また、お時間がありましたら、確認も含め、一読していただければ嬉しく思います。

いきなりのメッセージで大変失礼しますが、宜しくお願い申し上げます。

それでは、失礼いたしました。

→蒼い稲妻様
ゴナの名前の由来は中村さんが作られたゴシック体と言うことで、
「ゴシック」と「ナカムラ」の頭文字を取り、「ゴナ」になったわけですね。
・・・モリサワ社サイドのほうで、写研に復活してくれってプッシュしてくれませんかね(笑) 無理なのでしょうか・・・(やっぱり)

投稿: takka | 2005年8月26日 (金) 19:28

#takka様
古い記事を拾って下さってありがとうございます。
参考などとは程遠い呟きですが、思いは伝わったと思います(笑)

サイトの方も拝見させて頂きました。
HP作りを考えている方など大変参考になるサイトだと思います。
写研の事…、写植の事…、多くの方に知って頂けると良いですよね、そして写研のDTP参入を心から願いたいと思います。

>モリサワのプッシュ
は、やはり無理でしょうね(^^;)
でもtakkaさんの参考リンク先を巡ってまして、モリサワ社長の先見の明や英断は、称賛に値するものなのだ…と改めて思いました。

投稿: N耳(管理人) | 2005年8月27日 (土) 14:04

生まれた時から印刷屋でした。職人は活字とインキと更紙の紙粉にまみれ仕事に励んでいました。高度成長と共に写研の写植機を導入、そこで見たゴナU、H、スーボやスーシャなど今では時たま見かけるぐらいでモリサワ、リョウビ、ダイナフォント等に押されて影が薄くなっていますね何とかデジタルで使いたいものです。写研さんフォント売り出してください。文字にこだわる印刷屋です。スーシャとナールがほしい。

投稿: 石橋征夫 | 2007年3月16日 (金) 08:42

#石橋様
かれこれ3年近く前の呟きなのですが、アクセス解析によると、未だコンスタントに読んで頂けてる記事だと言う事に、皆様の写研に対する想いを感じます。

スーシャ、私も好きです。
いつか皆の願いが叶います様に…

投稿: N耳(管理人) | 2007年3月16日 (金) 13:41

横からすみません。
私もこの記事に関しては興味深く読まさせていただきました。というのも、昔、あるデザイン事務所でアルバイトをしていた時、外注先の写植屋さんに出入りしていた事があるんです。なにより驚いたのが、写植機で印字(植字?、打印?)する時の意外なほど大きな音。斜体をかけた文字を微妙につめるオペレーターさんの姿。意味あるそれぞれの固まりでもって白色の印画紙に浮かび上がる美しい文字たち(変な言い方ですが、正直にそう思いました)。私もナールが好きですね。Mくらいが一番です。

投稿: くんちゃん | 2007年3月20日 (火) 23:21

#くんちゃん
>デザイン事務所でアルバイト
そんな経歴があったのですね。ちょうど同じ頃かもですね(^^)

デカイっす!写植機の音。実は私、写植機を打った事もあるんです(笑)
「一寸の巾、鍋ブタ、シンニュウ、ハコガマエ・・・」なんて文字配列も少しだけ覚えました(懐しス)
文字ヅメとかって職人技ですよね。オペレーターのセンスが大きい!
下手な人が打つと、後の修正が大変なんです;; 一文文字ずつカッターで切ってツメたり_| ̄|○

>ナール
私も細めの方が好きです。
けれど、太くてもブサイクにはならないとこが、ナールの凄さでもありますよね。

投稿: N耳(管理人) | 2007年3月21日 (水) 17:03

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